闇属性の魔法使いだが、なぜか勇者になってしまった5～それはともかく嫁にいい暮らしをさせるために頑張って成り上がろうと思う～

内容紹介

田舎村の職人家庭で三兄弟の次男として生まれたクリスは、「魔法が使えると女の子にモテるぞい」と胡散臭い老人にそそのかされて山にこもり修業を始め、気づけば闇魔法をマスターしていた。
晴れて免許皆伝となって山を下りたクリスだが、子供時代に仲の良かった少女たちがみな相手を見つけていたことにショックを受け、こうなったら成り上がってハーレムを作ってやると決心し、都会へと出発する。
その道中、何者かに追われる美少女と遭遇したクリスは、即決で追跡者を蹴散らし彼女を助けると、さっそく事情を聞き出すことにした。
オリヴィアという名の少女はヘルトール公爵家の長女で、異性から忌み嫌われる呪いをかけられており、謀殺される寸前だったというのだ。
彼女に一目惚れしたクリスは、本来解くのが困難であるその呪いをあっさりと打ち破り、オリヴィアを嫁にすると宣言。
その男気にオリヴィアも心酔し、相思相愛となったふたりは、さっそく初めての夜を過ごす。

旅を続けるふたりは、カロリング辺境伯が治める北方へとたどり着く。
魔王種モンスターを倒すなどの功績を上げたクリスは、神託を受け勇者と呼ばれる存在へと出世していく。
勇者としての名声が高まると、今度は王族や貴族たちとの結婚話が舞い込み、クリスは当初の目的であったハーレムづくりを着々と現実にしていくのだった。

もちろんその道程は平坦でなく、隣国リーテンブ帝国の軍勢と戦ったり、帝国の転生勇者に嫁候補のアルチーナをさらわれたり、オリヴィアの実妹で呪いの元凶だったビッチ娘アンジェリカに追いかけられたりもする。
しかしクリス自身の能力と持ち前の前向きな性格、そして愛する嫁たちのフォローを受けて次々と解決していった。

クリスの成り上がりハーレムの野望はまだまだ終わらない！